本日の読書

「きれぎれ」(町田康
読んだ本ま行
 

きれぎれ
町田 康

発売日 2004/04/07
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↑文庫
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「きれぎれ」と「人生の聖」
ふたつとも、文学的な高度な夢の世界みたいな。文章は面白いが、なんかいまひとつ炸裂していない。ハジケてない。
笑える箇所がそんなにない。しかし素晴らしい。
「チタンの心」は使えるかも。
最近は「鉄の〜」とは言わないのだな。鉄の時代は終わったか。21世紀はやはりチタンですな。「鉄の心」「鉄の決心」「鉄の肛門」…あ、そんなことは言わないか。
町田康さんみたいな文章を書こうと思ったら相当いろんな本を読んでないと書けないだろう。

・・・或いは、日本の伝統的な、なぞらえ、の精神というか、盆栽というか、そういえば昔、砂糖が鯛になったやつ、鯛の形をしたビニール袋に砂糖をくんくんに詰めたやつがあった、あの鯛が家畜の骨となって内在化というか、・・・

ああ、懐かしい。鯛の形の砂糖。昔、家に山ほどあった。あれ、砂糖がカチカチに固まってとても使えたもんじゃなかったねぇ。
ていうより、ところどころ読めない漢字、ありました。グスン。この本、程度高すぎ。

俺はおそるおそる訊いた。
「ということはどういうことでしょうか?」
「あなたはあほになるのです」
がーん。という音とともに女医の姿が遠のいて、そんなに遠くに行かないで呉れ。宇宙の虚空の豆粒の女医さんよ。コギャルのような金髪ドクター。目から鼻から口からどしどし、お吸いものが湧いてくる。

あいかわらずの「なんじゃこりゃ」があってうれしいけど、難しい。漢字読めない。
どんな漢字かというと、読めないのでここに書けない。