本日の読書

「ひとが否定されないルール」(日木流奈)
読んだ本は行
 

ひとが否定されないルール―妹ソマにのこしたい世界
日木 流奈

発売日 2002/04
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何年か前、NHKスペシャルで大反響になったらしい。
その頃、騒がれていたが、テレビも観ていなかったし、本も読もうとは思わなかった。
あの頃、あれはインチキだといろいろ言われていたように思う。
アマゾンのレビューもひどいもんだ。
日木流奈さんは、1990年生まれ。
この本を書いたのが12歳というから驚きだ。
その前にも本を何冊か書いている。
まず、文章が難しい。外国語を日本語に訳したような感じの書き方。
一般的に(といってはいかんのだが)12歳の書く文章といったら作文形式だと思うのだ。
まるで老教育者(?)の書いた本みたいだ。
これでは反発されるのは無理ないかもしれない。
とくに「子どもはおとなより劣っているのだから教えてやる」と思っている人には12歳に説教される筋合いはないと。
こういう人が出てきたのも今の時代だからという感じがする。
ドーマン法というのはくわしくは知らないが、単語などのカードを高速で見せるのは七田のと似ている。やったことないけど。
難しい数学の問題も考えて答えを出すのではなくて、瞬間的にわかるという。
答えはすべて宇宙にあるというか、本当は自分の中にあるらしいが。
前に何かで読んだが、七田に通っている子どもたちがテレビですごいこと(どんなことか忘れた。右脳速読だったか、問題に瞬時に答えを出すのだったか)をやってみせたが、あまりのすごさに放映されなかったらしい。
テレビ局の人は本当にやっているとわかるのだが、あまりのすごさに、これを放送するとヤラセだと思われてしまうので放映できない、という理由で。
それから何年もたっていると思うのだが、まだこういうことは受け入れようとしない人が多いようだ。
この本はお母さんが書いた、と思っている人がいるみたいだが、たとえお母さんが書いたのだとしても内容はすごい。
ところどころ抜粋。

  • もし世の中の人たちが、”世間一般”とか”常識”にとらわれずに物事を見ることができたら、ステキなことが起きるのだと伝えられたらいいと私は思っています。
  • 私は、ひとに何かあげたり、何かするときは、「してあげたから何かを得よう」とか、「してあげたのに」という思いを手放すべきだと思っています。ただそれをした喜びを知ればいいだけなのだと思うのです。
  • 今まで自分はひとからそのまんま受け入れられなかったと嘆く前に、まず自分がひとを評価しないようにすることが肝心です。それができて、次に進むのです。
  • 自分が物語の主人公だと考えてください。その本を読んだとき、自分がどのように生きている登場人物を好ましく思うかを考えてみてください。常にどう生きたいか、それだけが心安らかに生きる道しるべとなります。
  • <わ>という言葉が私の中に響き渡ります。<わ>、輪っかの輪、循環の環、それらがすべて地球の営み、ひいては宇宙の営みを表していると、すでに人は知っているはずなのです。なのに、実際の生活では、その<わ>を崩すことばかりに力を注いでいるのです。<わ>の事実を知れば、あらゆることが解決できるのではないかと、私はよく思います。
  • エネルギーを持つ人としてとらえたとき、死によって放出されるエネルギーは、軽くなる途中に飛び出していくのではないかと私は思っています。そして、宇宙の形成に一役買うのではないか、宇宙の意思というエネルギーの一つになるのではないかと私はとらえています。
  • 私の心の宇宙はまさしく外宇宙とつながっていると感じる日々、その日々がますます実感していくことを予感します。そしてきっと世界中の人々が感じることと考えることの共存に目覚め、ぐるぐるとうねりをもって外宇宙へ意識を向けたとき、人は宇宙へ翔び立てると私は思っています。