本日の読書

蹴りたい背中」(綿矢りさ
読んだ本わ行
蹴りたい背中
やっと借りることができた。ふーっ。今頃、もう時代遅れだろうか。
うーん。驚いた。やっぱりスゴイ。
あらすじ自体はたいしたことないが、書き方が、なんかこうどう言ったらいいのか。
アマゾンのカスタマーレビューの数はハンパじゃないが、結構酷評もある。
が、そんなにヒドイとは思わない。
高校時代が大昔である私には懐かしいような、へぇ〜というような新鮮な感じ。
若い人には懐かしいという感じは起こらないだろうから物足りないのだろうか。
恋だの、愛だの、というのが出てこないのがいい。
ページ数が漢字で書いてあるのが変わっている。
表紙の絵が、本の内容そのままを表しているような。
今、読んでいる「指輪物語4」がなかなか進まないのだが、「蹴りたい背中」はすぐに読めた。
やっぱり今の本は読みやすいのだろうか。
指輪物語」は一応子ども向けなのに、どうしてこんなに読みにくいのか。
なんだか字も小さい。一行の字数を数えてみると、「蹴りたい背中」は40字なのに「指輪物語」は51字もある。
ぎっしり文字が詰まったのは読みにくい。詩が出てくるとなんだかホッとする。本の白い余白がうれしい。
それでも「速読」という名の「とばし読み」でぐぁんばって読むぞ。エッサッサ。