中毒症状とは?

連休に入ると図書館は休みになるので読書中毒が発症したら大変、と借りに行く。
手元に、読んだことのない新しい読む本がないと不安になるのである。
これが読書中毒というものなのだろうか。
ていうか、今まで読書中毒の症状を起こしている人を見たことがないのだ。
目の前に本がいっぱい出てきて本に襲われる幻覚とか起こるのだろうか。
「た、たのむっ、本、本をくれーー!」と叫んで暴れたりするのだろうか。
夜の街を本を求めてフラフラと歩き回ったりするのだろうか。
そのうち、肩がふれたとからまれ殴られ、アザを作り鼻血を出しながらも「本、本をください」とからんだ相手のズボンにすがりつく。
「こいつ、気持われー」と、からんだ相手は逃げていく。
震える手で闇の本取引人から本を大金で買いパンツの中に隠して飛行機に乗ったりする。
もうこれきりにしよう、と決心するがどうしてもやめらない。
こんな世界なのだろうか。
謎。
みんな中毒であることを隠しているに違いない。