「瞑想と悟り」(ダライ・ラマ十四世/柴田裕之訳)

読んだ本海外タナハ行
 
瞑想と悟り―チベット仏教の教え
ダライ・ラマ十四世 柴田 裕之



日本放送出版協会 1997-07
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「これは読者を仏教徒にするための本ではありません。
仏教を学び実践することで、この本を読む前よりも、わずかでも自分の心に進歩が見られればそれでじゅうぶんなのです」千年ものあいだチベットで受け継がれ、実践されてきた悟りへの道をダライ・ラマ十四世がわたしたちに、やさしく語りかけます。」
(扉より)
 
あ〜。なんなんだろう。
ダライ・ラマ様に会ってから、ダライ・ラマ様のあたたかさというか、素晴らしさというか、ありがたさというか。
ひと目見て以来、一目ぼれというのか、ハートを射抜かれたように、なんだかポワ〜というかボケーッとした状態が続いている。
「もいちーどー あいた〜い〜♪(by八代亜紀)」という歌をうたってごまかしているが、これは何なんだ?
だから今も「ダライ・ラマ様、ありがとうございます」と、念じて(?)いる。
そんなに好きなのに、ダライ・ラマ十四世のこと、チベット仏教のことは何も知らない。
というわけで、またまた本を読んでみたが、やっぱり難しい。
これもまた「訳者あとがき」によれば、
「文章は平易で、ダライ・ラマ本人が一般の人に噛んで含めるように語り聞かせているかのようだ。」
なのだが、やっぱりわからん。
書いてあることは、仏教の本というよりも、今、流行りの精神世界の本という感じだ。
死ぬときのこと、死んでからどうなるのかということ、宇宙はどうやって起きたか、など興味深いことも書いてある。

わたしたちは、あの人は運がいいとか、あの人は運が悪いとか言いますが、そういう言い方も不十分です。仏教では、運は前世か今生で自分がとった行動の結果だとしています。

すべては、「原因と結果」なのか。

睡眠の中身は、心の持ちようで変えられると言われています。眠りに落ちるとき、徳にかなったことを考えていると、寝ているあいだもずっと徳にかなったことを考えています。一定の時間は睡眠をとらなければならないのですから、寝る前に、あわれみの心のような徳にかなったことを頭に浮かべるようにしなければなりません。そうすれば、睡眠がすべて善行になります。

寝る前に良いことを思い浮かべれば、寝ている間じゅう良いことをしているということになるのか。
寝るときは、体の右側を下にして寝ると都合のいいことがたくさんあるらしい。
そして、寝るときは、光を思い浮かべるようにし、朝早く起きられるように願うのである。
そういや「6時に起きようと思ったら、寝る前に枕を6回たたく」というおまじないがあったが、アレは本当だったのだ。