「蛇にピアス」(金原ひとみ)

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蛇にピアス
金原 ひとみ



集英社 2003-12
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ASIN:4087746836
 
舌を二つに裂き続ける少女。神の名を持つ異形の青年達。暗い時代を生き抜く若者の、受難と喪失の物語。(帯より)
第130回芥川賞受賞作。
今頃やっと「蛇にピアス」。
話題になったとき立ち読みで読んで、読んだつもりになっていたのだが、図書館で借りて、畳の上で座り読みしてみると、立ち読みで読んだのとはなんか違っていた。
こんなのだったのか。
読んでいると舌とか背中とか体のあちこちが痛くなってきたが、それに耐えて読むとなかなか味がある。
単なる気持ち悪いヘンな本かと思っていたが、最後のほうはなんだかミステリーぽくなってきて、結構文学的かも。
って、芥川賞だから当たり前か。
アッシュベイビー」よりは気持ち悪くない。