本日の読書

夜回り先生」(水谷修
読んだ本ま行
 

夜回り先生

夜回り先生

 
写真が多いので、すぐに読めてしまう。
夜間学校の教員の著者は、夕方5時から夜9時まで授業をし、その後「夜の街」へと出かけ、ピンクチラシや風俗の立て看板を片付けたり、たむろする子どもたちに声をかけたりする。
なかなかできることではない。
特に、一人の生徒の落とし前をつけるためにやくざに指1本差し出す、というのは。

それを思えば指一本、なかなか痛かったが、安い買い物だった。

自分自身のことも書かれている。
悲惨な人生でも、それもその人が生まれる前に自分で選んだ人生なのだと思うと、偉い。
しかし、そんな環境を選んで生まれてきたということは、辛い人生の真っ只中にいる人たちにはなかなか信じることもできないと思う。
しかし、102ページには…。
需要があって供給があるのか。
生徒がいて先生がいるのか。
わからなくなってきた。
よくわからない本である。