本日の読書
「乱歩賞作家 黒の謎」
→読んだ本ら行
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乱歩賞作家 黒の謎 桐野 夏生 , 鳴海 章 発売日 2004/06/30 売り上げランキング 24,760 Amazonで詳しく見る ![]() ![]() |
この前は赤の謎で今度は黒の謎。
黒い色の本を見ているのは、あまりいい気分ではないが、5人の乱歩賞受賞作家による短編が読めるかと思うとワクワクした。
内容はあまり「黒」という色には関係ないような気がするが、どうやって赤とか黒とか白とか色分けしたのだろう。よくわからん。
「花男」(鳴海章)
→んー。かわっている。
「グレーテスト・ロマンス」(桐野夏生)
→おお! ミロが出てくる! といっても昔読んだミロが出てくるいくつかの話は忘れてしまったのだが。どれもとても面白かった、ということだけ覚えている。桐野夏生さんてスゴイなぁ。どれもハズレがない。これを読めただけでもこの本の価値はある。
「ひたひたと」(野沢尚)
→ちょっと予想できてしまったが、今までにない話だったような。
「声」(三浦明博)
→釣り。つり好きにはいいのかもしれない。
「秋の日のヴィオロンの溜息」(赤井三尋)
→なんだか懐かしい感じの大正の「推理小説」。アインシュタイン。
「これは相対性理論と同じくらい画期的な大発明ですよ。ご飯の上に豚肉をカラッと揚げたカツレットが載っかっている。で、その周りをうす切りにした玉ねぎと半熟の溶き卵が覆っている。最後に天つゆのような出汁をじゅっとかけて蓋をして出来上がりです。どうです、旨そうでしょう」
ああ。うまそう。
大正の「早稲田界隈で大評判になっている『カツ丼』なる物」を食べてみたい。