本日の読書
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細かく区切られていてスイスイと読んでしまう。
一個一個のタイトルもなんだかいい。
最初と最後が同じ文。
気に入ったのはここ。
「楽しそうに生きてればな、地球の重力なんてなくなる」
「そうね。あたしやあなたは、そのうち宙に浮く」
本当にそうなんじゃないかと思うことが最近たまにある。
「うれしい・楽しい・面白い・幸せ・ついてる・のってる・運がいい・気持ちいい・素敵・素晴らしい・きれい・・・」
と、言っていると、ある時突然、何の関係もないとき、たとえば、歩いているときとか何かしているときとか、
急にすーんごくうれしくなって、そのまま飛び上がって宇宙までフワフワとんでいくのではないかと思うことがある。
それは、「うれしい・楽しい・・・」と言っているときではなくて、特別に楽しいことをしているときでもなくて、ほんとうに突然にだ。
うれしくて楽しくて仕方がなくなり、体が浮き上がるようになる。
しかし、実際には浮き上がるなんてことはないのだが。
脂肪もドッサリあるし。特にハラには重しのようにたっぷりと…。
みんなが楽しくなって地球の重力がなくなるのはいつだろう。