本日の読書

「誘拐の長い午後」(服部泰平)
読んだ本は行
誘拐の長い午後
「第2回U-30大賞受賞作品」だそうだ。
U−30(アンダー・サーティー)大賞とは、30歳以下の方を対象にした、原稿がなくても応募可能な新しい形の文学賞らしい。
んー。面白かった。
そして、勉強になった、というか少しタメになったというか。
いろんな知識がつまっている。
知っている人には、説明が多くてじゃまかも知れないが、何も知らない私にはへぇ〜そうなんだ、と感心。
たとえば、昔の刑事ドラマにあった、逆探知するために犯人との電話を長びかせるようにするが、それでも「逆探失敗!」となってしまう、
というのは、前世代の伝説となっているとか。
そういや「ナンバーディスプレイ」は「逆探知」だし。
私の知識は「太陽にほえろ」と「西部警察」時代で止まっている。
それから、「ツッコミ」。
漫才の「ツッコミ」みたいに、ブログ(?)なんかでも、「コメント」の代わりに「ツッコミを入れる」とかいうのになっているのがある。
はてなは「コメントを書く」だけど、「ツッコミをいれる」のほうが面白そうで、気軽にコメントできそうなので、ここのページも「コメント」ではなくて、「ツッコミをいれる」にかえて欲しいと思っていたのだが、ツッコミの意味を知ったらちょっと…。
警視庁では「ツッコミ」というが、近畿圏警察独特の隠語は「マメドロ」。
ま、「ババ」とか「ボボ」とか、使わない人にとっては普通でも、その地方にとってはとんでもないことになる言葉もあるし。
私なんか、若い女性タレントが「ちゃんこ鍋」と言っているのを聞くと、「そんなこと言ってもいいのか!」と思うが。
(「ちゃんこ」とは「ちゃんこ」のことだ)
それと、首筋の赤く擦れた跡。

これは周りを見渡して、首を何度も左右に動かしたために襟と擦れてついたあざや。タクシー運転手と刑事はこのあざが勲章や。

今度、首筋にネックレスのように赤い跡がついた人を見かけたら、その人は刑事かタクシー運転手なのだと思うことにしよう。
そして、マリファナ
種と育成キットを買ってきてもらって家で育てているらしい三船。(マリファナこちらでどうぞ。おいおい)
しかし、最後に、

・・・あるいはその記述が実際の犯罪に利用される恐れを考慮して等の理由で、実際と異なる設定を故意に用いた箇所もあります。

とあった。いろいろ考えなくてはならなくて大変だ。
自分の小説が実際の犯罪の参考にされる、というのはやっぱりイヤなんだろうな。
小説書いたことないのでわからないけど。