本日の読書

「パッサジオ」(辻仁成
読んだ本た行
声が出なくなったロック歌手が出会った、本職はボイストレーナーで音声言語医学の医師。
この人が言う声の出し方をやってみたくなる。

「ええ、そう。外側へ向かって爆発させるのではなく、内側へ向かって破裂するように歌う。これが基本よ。音量が大きいのが強い歌ではないのと一緒。いい? 響きで頭の中を満たして、鳴り響く鐘のようになっていると感じることが一番。その状態をあなたが意識することができれば、それがあなたの本当の声のはずよ」
・・・
「大事なのは、咽頭の後ろ側に広い空間が存在していることを意識すること。その空間が、あなたの声を生み出す空気のボールになるはずよ。そのボールは絶対に潰れないボールなの。あなたが歌っている間はずっとあなたの喉の奥に存在していて、あなたの声の屋根を支えつづけるわ」

うーむ。
声、といえば以前「5分間でいい声になる本」という本に出ていた、綿棒を下唇の下にはさむ体操がいまだにできない。(どんな体操かはここのページの下のほうの画像をご覧ください)
大爆笑のこの本だが、この体操ができないというのは私の顔の筋肉に何か問題があるのだろうか。