連載小説1

チェンの書いた小説(?)のノートが出てきたので、ここで連載する。
前に書いたのがちぎってあるので途中から始まっている。
だから題名もわからない。
<これまでのおはなし>
小牧太陽という人物は大金持ちだったのだが、悪士博対(あくしはかたい)という博士が発明したスーパーそうじきを使ったドロボウにお金をすいとられてしまう。
警察の中柱太太太(なかばしらぶとたぶと)や探偵が探したが見つからない。
しかし小牧太陽が宝くじに当選し、ついにドロボウを見つけだしお金をとりもどすのだが、金庫と世界一大きい家を燃やされてしまう。
小牧太陽は大ドロボウに復讐を誓う。
今までのお話はだいたいこんなような話。
 第二章
「あいつらを倒すには、人を集めにゃいかんな。でもどうやって人を集めればいいのか。――あっそうだ。歯医者になろう。」
小牧太陽の考えは、歯をぬいて、もらって、集めていた銀歯で金をもらい、その金で人を集めるのであった。
そのころ、3人の大ドロボウの子どもたちのチームの名前がかんせいし、その名前は、
「ドドロクボロウン大」
という名前だ。そして、日本じゅうのドロボウを集めた。その数は、一万六千。
小牧太陽の開いた歯医者は、すごくうれた。
「えー、この歯医者、あの大金持ちの小牧太陽の開いた店だってー。入ろー入ろー、どんなところかなー?」
と、一人500円の店はもうけて、百五十七万三千六百五十六円十六せん集まって、その金で人を集めはじめた。
それを聞いたドドロクボロウン大は、あーだこーだ言って2500人を集めた。
(つづく)
解説
自分が歯医者で入れてもらった銀色の歯は、「銀歯」だと信じていて、もし金に困ることがあったら、この銀歯を売ればいい、
と思い込んでいるチェン。
歯医者になって、この銀歯を抜きまくれば大金持ちになれると信じている。
これは銀ではなくて、ただの「??(何なのだ)?」で何の値打ちもないものなのだということをいつ知るのだろう。
白い歯のほうが高いのに、「オレ銀歯あーれんぞー、いいやろー」と言って自慢しているのを後悔するときが来るのだろうか。ああ。