本日の読書
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- 作者: 綿矢りさ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 単行本
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蹴りたい背中よりも前に書かれた本なのかな?
「蹴りたい背中」よりも面白かった。
受験勉強の雰囲気になったとたん学校へ行かなくなった女子高生、朝子。
部屋の大掃除をして壊れた(と思っていた)パソコンをマンションのごみ捨て場に捨てる。
そのパソコンをもらっていった小学生の青木くん。
小学生の青木くんとパソコンを使って始めたアルバイトは風俗チャット。
「僕には去年の春からメール交換し続けている女性がいるんです。その人の職業が風俗嬢なんですけど、」私はその時点で吹き出してしまった。ドラえもんに出てくる出木杉くんみたいな子から風俗嬢なんつう言葉が聞けて、IT社会、世も末だなあと思った。
青木くんは「専業主婦」として風俗嬢とメール交換していたのだ。
私自身だって、そりゃもう年齢も名前も嘘だらけ、インターネット上の匿名性を思う存分利用させてもらってここにいるので生意気なことは言えないが、”いつもは忙しいビジネスマン”と名乗る男があまりに多いのには呆れる。
だはははは。
アルバイトで風俗チャットも面白そうだ。
前はよくそういうお誘いメールがきたもんだ。
やっぱりネカマも相当いるらしく、女性であることを証明するために郵便で証明書を送らないといけない仕組みになっていた。
一時、電話でするものの広告がよく出ていたが、チャットのほうが電話よりも声もわからないしごまかしやすい。
カメラで顔出しのもあるが。そんなのになったら、それこそ大バレ。
本当にそういうアルバイトをすることになったら、この本は少しは役にたつかもしれない。
ていうか、インターネットではチャットってやったことがない。キー打つの遅いし。
インターネットが有名になる前は、パソコン通信で「リアルタイム通信」とかっていったのではなかったかな?(ニフティの場合)
その頃は今ほど恐ろしい世界ではなかったような気がする。
なんだかあの頃のほのぼのしていた頃が懐かしいね。て、こんなこと書くこと自体お年寄り現象。