本日の読書

「介護入門」(モブ・ノリオ
読んだ本ま行
 

介護入門

介護入門

 
大麻の葉だけが書かれた地味な表紙。
薄い本なのに、ギッシリ文字がつまっている。
難しい。
芥川賞を受賞した本でなかったらたぶん読まなかっただろう。
文学的、芸術的すぎてわけわからん。漢字多し。読めない漢字多数。
祖母を介護する、親の会社を辞めた金髪の俺。
大麻のせいにするのは、照れかくしでもあるのか。他人には(血のつながった親戚にも)なかなか認められない「介護」という立派すぎる行い。
無責任な親戚の人たち。
芥川賞受賞でこの本が多くの人に読まれてよかった。
介護をする人たちの「言いたいけど、言っても誰も信じてくれないこと」が書いてあるのかもしれない。
実際に介護したことのない私には何も言えない。
著者とおばあちゃんの写真つき。
小説だろうけど、事実をもとに書いたのだろうし、そうなると叔母とかはどんな気持ちで読んだだろうか。
それともそれも作り事の小説なのか。

或る朝スウェーデンからの国際電話で叩き起こされ、俺がノーベル婆孝行賞を授かったとしても、FUCKIN、至極当然だわな――「当然のことを非凡な情熱によって継続しえた俺を当然の如く絶賛していただきありがとうございます、ああ、王様、謙遜という卑しいレトリックで安易に身を隠さぬ俺をお褒め下さい」だ、朋輩(ニガー)。

 
大麻のページ