本日の読書
「パンク侍、斬られて候」(町田康)
→読んだ本ま行
![パンク侍、斬られて候 パンク侍、斬られて候](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51KV7NW0XAL._SL160_.jpg)
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2004/03/18
- メディア: 単行本
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表紙の写真は町田康さん?
うわっ。しびれる。
この体の中から、あのような素晴らしい文章が出てくるわけですね。ぐわっ。ぽっ。きゅん。ああっ。心の臓が。
これまたシゲシゲと写真をながめてしまった。
そんなに私を見つめないで。おろおろ。
中身は時代小説。
ハチャメチャ。わけわからん。
しかし、これだけの時代小説を書くにはそうとうの知識が必要。
時代小説なのに、現代の言葉やらカタカナやら音楽やら出てくる。バカ殿みたいに。
面白いけど、難しい。
私はやっぱり現代がいい。
「おほほほ。あなたに拙者が斬れるかな。というかこちらからいくよ。『悪酔いプーさん、くだまいてポン』かなんか知らんが、じゃあこれはどう? 僕の秘剣、『受付嬢、すっぴんあぐら』を受けてみよ」
・・・(略)・・・
「ううむ。まじできるな、お主。それでは今度は俺の秘剣、『蜜蜂ハッチの目って狂気的だよね』を受けてみよ」
「メルヘンで攻めてくるな、君は。こいっ」
ふたりの死闘は小半刻も続いた。技と技、精神と精神の戦いであった。顔面花結び、秘技草履返し、怪奇人間炬燵、海老一提灯斬り、睾丸稲荷返し。ふたりは秘術の限りをつくして闘った。
ああ…。腹ふり党…。
すてき。