本日の読書

「光ってみえるもの、あれは」(川上弘美
読んだ本か行
光ってみえるもの、あれは
初めて、川上弘美さんという人の本を読んだ。
少し普通とは変わった人たちばかりが登場するが、それがなんだか自然で楽しい。
最後の島のところよりも、「江戸の日」や「女装」のことなどが印象に残っている。
女装するのは、なぜか森田健(りんご)さんの女装を思い出してしまった。
勝手にそう思っただけで、理由は全然違うのかもしれないけど、着てみて初めてわかることもある、というような。
でも、りんごさんのほうが断然宇宙的か。
しかし、この高校、制服があるみたいなのに、コスプレのセーラー服を着て登校していいのか? と心配してしまった。
今の高校というものはどうなっているのか知らないので、よくわからないのだが。
「結構な家系」という歌には笑った。ルイ一世からルイ十八世までうたい、
「あとはもうだれもいない
・・・(略)・・・
二十までかぞえることもできないなんて」
という歌。
ハラハラドキドキする本ではなくて、緊張感がないからまた面白い。